極微細な量子の世界から膨大な数の銀河を内包する宇宙まで、広大なスケールの中に存在する様々な自然現象を解明し社会に貢献するための汎用スーパーコンピュータとして、次世代スーパーコンピュータは開発されています。

例えば小さいスケールでは、溶液中のウイルスのシミュレーションやリポソーム(数十万原子)の長時間シミュレーションによる医療分野への貢献、またセルロース分解酵素シミュレーションにより安価なバイオ燃料の提供等、エネルギー分野への貢献等が期待されています。もう少し大きなスケールでは、 次世代半導体ナノデバイス全体のシミュレーションや非シリコン系物質等新機能物質の探索により、次世代エレクトロニクステクノロジーの加速が期待されています。もっと大きなスケールでは、地震波動伝播シミュレーションと構造物の耐震シミュレーションを組み合わせた防災への貢献、正確な台風の進路・強度シミュレーションによる気象予測への貢献等が期待されています。

 

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