理化学研究所は、次世代スーパーコンピュータの性能を十分に発揮させ、分子から全身まで生体内で起こる種々の現象を統合的に理解するためのシミュレーションソフトウェアの研究開発を進めています。
基礎原理(方程式・モデル)に基づいて現象に迫る「解析的アプローチ」と大量の実験データから未知の経路と法則に迫る「データ駆動型アプローチ」により、ミクロからマクロまで、異なるスケールの研究と実験データを統合的かつ有機的に結びつけ、次世代スーパーコンピュータの性能を最大限に発揮するペタフロップス・スケールのシミュレーションソフトウェアの開発に挑戦しています。
また、得られた研究成果を、医療診断・創薬・ヘルスサイエンスなどの分野へ応用するため、実社会での活用を目指して、産業界との連携を積極的に進めていきます。